【マネークリップの弱点】前におすすめしたマネークリップの続編です
短期間使用するということだけでは実際にその本質を見抜けないものかと思う。人間同士の付き合いもすぐわかることと、長い時間がかからないとわからないことがある。初対面の印象のまま終わる場合もあるし、意外な側面が見えてくる場合もある。今回は使用し続けることで最初の印象とは違った別の視点が見えてきたことによるおすすめが変わった事例です。
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【財布は不要】電子マネーの時代の最適解! マネークリップをご紹介
財布というか現金の持ち歩きについて。昨今電子マネーが普及して急速に紙幣の使用頻度が激減している。それこそ自動販売機か、古い小さな商店ぐらいしか現金を使わない生活になってきた。現金を使用しなくなってきて ...
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・前回のおさらい
ミニマリストはある程度の不便は享受せねばならい。というのが結論だった。
このある程度というのが人によるわけではある。前回は、このマネークリップの弱点としてカードが5枚しか収納できない、ということと、挟んだ現金が見えてしまうこと、だった。
まあ、挟んだ現金が見えてしまうというのは確かに不用心だが、大量にお札の入った財布を持っていたらその手ごとナタで切り落とされて持っていかれるような治安の国ではないおかげで基本的には犯罪に巻き込まれることは殆どないであろう。
なので、別にそこまで不利益ではなく、カードが5枚ほどしか挟めないということが最大の不利益に思っていた。実際、アチキはクレジットカードは別のカード入れに入れており、何度か銀行に行く用事があったときに持っていき忘れて非常に不便な思いをした。まあ、これもネットバンクという荒業で回避できるようにはなってきた。少し最初の手続きが面倒だけど。
マネークリップとカード入れ、人によっては小銭入れ、と様々なものが必要になってしまい返って煩雑になっている感じがするが、そうでもない。
財布の最大のデメリットは、整理しないとどんどん膨らんでいくということだ。
几帳面な人は財布の整理をきちんとしていてそんなことはないのかもしれないが、アチキのようなズボラな人間はいろいろなカードやレシート、ちょっとしたゴミ箱レベルにいろいろなものが溜まっていき、結構な重さになってしまう。
この整理が意外にだるいし、不要なものを不要に持ち歩くという実に非効率的な状態になってしまっている。これにアチキは我慢できないのだ。
・おすすめなことは違いない
そういった理由もありマネークリップ自体は結構おすすめであるわけで、その考えは今も変わっていない。確かにカード入れを持っていき忘れてしまって余計な手間が増えるけど、昨今銀行に行くことも殆どなくなってきたしそこまで不利益はないだろう。
もうマネークリップを使用しだしてから4年以上経っている、上記のような不満以外はあまり感じたことがなかった。あんなバカでかい財布をまいどまいど持って歩くなんて非効率的なことはないし、すべての重要物を一箇所にまとめる危険性も無視できない。
マネークリップに変えてから不利益より利益のほうが上回っていた・・・・が、昨今どうしても無視できない不利益が生じた。
スーツのズボンに穴が空いたのだ。
確かにうすうすは感じてはいた。金属を、それも結構角張った金属を仕事中というか長時間ポケット入れ続ける。その角張り具合を太ももに感じ続けていた。
これはあかん結果になるかもなー?と思っていたが、約1年で穴が空いた。その金属の角に机などがあたってゆっくりと記事が摩耗した感じでの破れ方だった。
でもこのときは純粋にこちらの使用方法が悪かったかもしれないし、スーツのほうがヘタっていたかもしれない、と思ってちょっと気を使うようにして新しくスーツを買って対応した。
それから2年、お察しの通り。また同じように穴が空きました。
・スーツにはこちらが良いと思う
さすがにこれは看過できないと思いました。この状態ではマネークリップを持つ利益より不利益が上回ってしまっていた。
一応ポケットの中にある内ポケットに入れていたにもかからずこうなってしまったのでどうしようもないかな? って感じ。流石にハンカチに巻いて、とか対策してまで使用する気は起きなかったね。
んで、結局かったのはこれ。
小さい財布程度の性能があります。小銭だけはどうしても入れれないけど、それ以外は対応可能。カードはスロットルに5枚入り、その他の内部に収納できるので全部で10枚は入れれると思う。アチキは太くなるから入れないけど。
まあ、なんの問題もないです。少しだけマネークリップより大きいけど、便利ですね。お金も外から見えないし、少し大きいところも許容範囲だし、小銭が入らないのは逆に良いところだと思えるし。
小銭入ったほうが良いのでは? という人は普通の財布を使ったほうが良いと思います。アチキは必要だとわかっている場合は小銭を持っていくし、必要になったら紙幣を崩しますし、お釣りで出てきたらポケットに放り込みます。そして余ったら家に保管。こんな小銭程度泥棒がもっていったところで問題有りませんしね。
なので小銭入れもいらないという結論に達しました。基本は紙幣対応です。1010円のものを買うときは少し困りますが、大抵は問題有りません。
・人生は常にアップデート
ということで、マネークリップをご紹介した時から結構思考が変わりました。アップデートと言う感じなのか、状況対応というべきなのか。
じゃあ、マネークリップは捨てたのかと言うと、そうではなく、資格証のカードを入れています。基本資格証なんて書士会行くときぐらいしか持っていかないし、忘れても運転免許証で対応できますからね。
人生は状況が変わります。一度言ったからと言ってそれに固執したり、部分的に悪いところがあったらすべてが否定されるわけでは有りません。不具合を取り除いたり、変更したり、別に活用したりすることでいくらでもどうとでもなります。
思想的なことを言うことは全くプラスにならないので言わないほうが良いとは思うのですが、ちょっくら(2020年10/9)のひろゆき騒動に関して思うところはあったので。あの人達は自分たちがやっていることがすべて正しくないと行けない、と考えて居るのかも知れませんね。「これはちょっとおかしいよね。直さない?」というと「俺達が間違っているとでも言うのか!」と噛み付いている印象。やはりそれでは共感は得られないと思う次第です。侏儒の言葉ですので、気にしないでください。
一度しかない人生を楽しくするために資格もガジェットも存在しています。でもそれが故に人は迷い道を誤ることもあるわけです。ラクをするために楽しさを忘れる、自尊心を満たしたいので苦しく果ては自分自身すら否定してしまう、そんなことは本当に本末転倒です。
人生は一本道ではないのです。そこに資格もガジェットも人生の選択をほんの少しラクにしてくれるものでしかありません。
そのことをゆめゆめ忘れないように生きなければ、楽しいはずの人生が苦しく怒りにまみれたどうしようもないものになってしまうのです。