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【2022年司法書士試験結果発表】

【司法書士試験】合格発表です

2022年10月11日司法書士試験の合格発表がありました。

結果は残念なものになりました。

私にとってどうしても午後のテストを時間内に正確に解くという行為は非常に難しいということを認識するべきかと思う。自分のことなので認識するべきかと、という文法はおかしいけど、自分自身のことを客観視するべきなのでこういう言い方になった。

なので自分自身が置かれている状況を整理する意味でも少し書いていく。

注意!読む必要のない文章です。参考程度に暇を持て余したときにでも読んでみてください。

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・自分にとって司法書士試験とは

ここまで来ると呪いですかね。

あの時約10年前やると決めてから、いろんなことが有りましたし、決めた時子供だった人はもう立派な青年になるぐらい時間と努力とお金を費やしてきました。

結果はこれです。何年も同じことを繰り返しています。

周りはどんどん動いていきますが、無駄な知識だけが自分の中に降り積もって、どんどん自分の人生が暗く苦しくなってきています。私がこの司法書士試験に費やした労力を他のことに使ったらどれだけのことが成し遂げられていたのだろうか? と考えると非常に虚しい気持ちになります。

無謀だった、愚かだった。と思えたらどれだけ楽かと、思います。

でもそれが中々思えないんです。それはなぜかと言うと、毎年かならず午前は余裕で基準点をクリアするし、午後も毎年ギリギリでダメで、毎年そこそこ記述が解けて、午後の基準点さえクリアすれば合格できる、ということを何年も繰り返しているからです。

じゃあ、午後さえ完璧にすれば行けるんじゃね? と思うのですが、正直本当にわかりません。あの短い時間で正確に択一を判断して、かつ記述の難問をうまく処理する。それがどうしても自分にはできないようです。

模試ではできるのに、本番になったらそれが一向にできない。向いてないと言われたらそれまでだけど、本番に気合い入れるな、ってそんなのできるわけないんです。

多分試験版のイップスなのかもしれません。結構試験中震えますし、アドレナリン出すぎていることは自分でも自覚できるレベルです。正直対策はやり尽くした感じがしています。

・受かったとして

でも、それでもできると信じてやり続けて、来年受かったとしましょう。

その時私に司法書士として残された時間は10年ちょっとです。正直この司法書士という仕事は非常に精神力を使うものです。僅かなミスが命取りになって莫大な保証金を支払う羽目にすらなりかねません。

高齢でデキる仕事ではないと感じています。それに試験受かっても現場を知らない、イレギュラー対応ができない。そんな高齢司法書士に仕事を振りたい人がどこにいるのか? という話です。

たった10年ちょっとそのためにこの今ある大事な幸せを無下にして、今から手に入れられる幸せも犠牲にして、それで一体何を手に入れられるのでしょうか? 多少の金銭とプライドでしょうか。

試験自体、合格するということ自体が目的となっていないか? もう一度見直す必要があります。

司法試験が受験制限をしている理由はこれなのかもしれません。用済みの高齢者が合格するより、そりゃ若くて時間がたっぷりある人間が受かったほうが良いに決まっているわけですから。

司法書士になったときに手に入れられもの、手に入れるものが自分の人生と同じレベルで大事なものと考えらる、そう思った場合のみこの試験に挑むべきなのかも知れません。もう私にとって司法書士試験はそのレベルの重い試験に、この10年でなってしまいました。

・現在試験勉強が継続可能なのか?

お金の問題

時間の問題

環境の問題

が、あります。この問題をきちんと処理できないと続ける資格がそれこそないでしょう。

お金の問題は、それこそ本当に切実な問題です。今続けている行政書士として稼げているお金は本当に微々たるもので、正直今の生活を支え続けていけるものではありません。

ならば、現在の行政書士の仕事を増やす、もしくは別の仕事を見つける、必要があります。仕事を増やす努力は現在進行形で行っていますが、なかなかうまく行っていない状況ではあります。きっかけは徐々にですが掴みつつありますが、実現するとなると時間と労力がかかる感じです。

別の仕事を見つけるのは正直ナンセンスだとは感じています。

今掴みかけているきっかけを放棄する結果にもなりますし、別の仕事でそんなにお金を稼げるような状態ではないでしょう。手軽にいっぱい稼げるというような甘い話はないものです。

となると、やはり時間の問題が浮上してきます。

現在の行政書士として軌道に乗せるのは時間と労力が必要になります。でもそれをかけて必ず軌道に乗せることができるかどうかは、結局ギャンブルです。これもやり続けないと結果がでなくて、必ずできるという保証はどこにもないことになります。

それで、それに費やしたとして、いつ、司法書士試験の勉強をするのですか?

営業したり、戦略を練ったりしている、その隙間に試験の勉強ができるのですか?

あらゆる娯楽をかなぐり捨てて試験に時間をさくのでしょうか?

そうなると次に環境の問題が出てきます。中途半端に行政書士業務をするしかない状態かつエンタメをすべて捨てて、徐々に金銭面で追い詰められていく状態に甘んじるというのは自分を含め周りに多大な影響を与えます。

受験生をするというのはそういうことです。

普通に真面目て生きていっている家族に多大な負担を与えて、それでも自分を未来を信じてやり遂げるというのは生半可なことでは有りません。家族の協力が不可欠になります。自分にとっての1年と家族にとっての1年は価値が違うのです。

同等の意思、それ以上を家族に求めることになります。

そこまでしてやる価値を見いだせるのでしょうか? そして中途半端に試験勉強したら実力は落ちていくのです。

・やるとしてあと何年可能なのか?

それでもやったとしてあと何年するのか?

確実に1年は重く、自分は年をとっていきます。それが2年、3年とやり続ければやり続けるほど人生は摩耗していき、有限の人生が、いつ終わるとも知れない自分の人生が告げるとも限らない、その貴重な1年を試験勉強に費やすべきなのかその価値があるのか? を問わなければいけない。

それに中途半端に行動した先にある中途半端な結果はついて回ります。今の仕事にしても司法書士にしても。金銭面で困窮しつつ、50歳、60歳となってもひたすらやるべきなのか。

正直わかりません。

どこかで心がポッキリと折れることを逆に願ってしまうほどです。

その日をどこかで待っている、その日が来るまでやり続ける。周りの人に迷惑をかけながら、周りの人を説得できるだけの魅力が司法書士にあるのか?

業務ができる残りの人生と司法書士で稼げるお金がどれほどなのか、机上の空論で出すことはできるでしょう。でも意味ない統計ですよね。

結局はお金ではなくプライドの問題で、そのプライドにいつ見切りをつけるか? という問題になっているような気がします。司法書士試験に受からなかった自分を受け入れるのがいつなのか? それと何年可能なのかという問題とはリンクしている気がします。

受からなかった自分というものと10年かかった11年かかった12年という数字に向き合う自分のプライドと比較し続けなければなりません。

私が知る最長の方で15年の人がいました。その人の人生を慮るに他人事ではない息苦しさを感じます。

プライドと金銭面での安定、家族への配慮、その全てが必要にです。それらの均衡がわずかでも崩れたときが諦めざるを得ない日だと思います。

・諦めるとしてその先に何があるのか?

ではその逆に、諦めたらそれの先に何があるのでしょうか?

なけなしのプライドは失うでしょう、現在の行政書士としての資格と方向転換したことによって社労士や土地家屋調査士などは挑戦できるかも知れません。自信過剰かも知れませんが、正直この2つの資格は数年勉強すれば取得できるでしょう。うまく行けば2年といったところでしょうか?

そうすれば少なくとももう少し生活が安定するでしょう、年収プラス100万程度でしょうか。そして家族を支える人生を生きていく。

それもいいと思います。大量の無駄な知識が徐々に脳から消えていくのを、折れたプライドともに諦観の気持ちで眺める。子供に対して胸を張れない人生もその人の人生でしょう。立派に子供を成人まで育て上げればそれだけでも十分に胸を張れるわけです。

試験に落ちたことで失うプライドにどれほどの価値があるのでしょうか、司法書士になったときに得られる金銭にどれほどの価値があるのか?

自分にはまだわかりません。

ただ無駄になった努力と、消えていく知識と、虚しく人生を振り返ることへの恐怖心に今は怯えているだけです。それを受け入れることが今はまだ出来そうに有りません。

それでも苦しむのは半年ぐらいでしょう。たぶんこのまま半年勉強しなければその知識もあっという間に抜けて二度と司法書士試験に挑めない体になるでしょう。それまで抜け殻として生きていけば諦めざるを得ないときが来ます。

その後、自分がどうすべきなのかはそこから考えるしかないというわけです。それも悪くないとは思います。

・結論として

やるなら、やる。

やるにせよ、やめるにせよ自分の人生に相当なダメージは受けます。

0.5点で落ちているツイッターを見ました。自分も午後をクリアしたところでその未来が待っているかも知れません。そうなるとますますのめり込んで試験を諦めることができなくなるかもしれません。

そうなったら地獄ですね。

やりたいけども、結果には責任が持てないという非常に無責任な回答です。間違いなく家族での時間は犠牲になります。さらに人生の深みにハマっていくように思います。今、引き返すなら今しかないのかもしれません。

長々と言い訳じみた言葉をひたすら並べて来ました。しかもとりとめもなく、結論じみたものからひたすら遠い話をダラダラと書いてきました。

公開するのですが、人に読んでもらうような文章ではないことはわかっています。もしこれを読んでくれた人がいるなら、こういう人生もあるのか、と参考の一助にしていただけたらわざわざアップした作業が報われます。

結局は自分はどういう結論を出したかというと、読んでいただいた方はわかると思いますが、続ける前提での話をひたすら言い訳していただけです。

もう自分では辞めることができないというのが結論です。それこそ交通事故レベルの衝撃が自分の人生で起こらなければ自分でやめることはできないでしょう。もうこうなったら司法書士試験はというのは呪いになります。みなさんはこうならないように人生をもっとエンジョイしてください。

駄文失礼しました。みなさまのご多幸をお祈り申し上げます。

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