俺としてはこの資格はほとんど何の役にも立たない。ではなぜ取得するかというと競売不動産取扱主任者の基礎資格になっているからだ。競売不動産代理業務自体には全く必要ないが、協会に登録するのに必要になってくる。なので、とりあえず取得するつもり。
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競売不動産取扱主任者が競売業務に関わるのに必須? 実際受験して合格してみたぞ!
競売物件を取り扱う? いえいえ、違います! あくまで代行です。すなわち宅地取引ではなく執行手続き後の申請代行というわけです。それが、競売不動産取扱主任者の根幹。業務を行うのに基本宅建も必要ないし、供託 ...
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が、不動産の基礎知識の勉強になるし民法の復習にもちょうどいいので全く無駄ではない。不動産取引自体はするつもりはあまりないけど、それがらみのことはちょいちょい仕事にしようと考えている。
- 概要
- どんな人に向いているか?
- 必要度
- 勉強時間
- 内容
- テキストについて
- そのほかに買ったもの
- 試験内容
- 試験日、試験時間、場所
- 今後どう活かすべきか?
宅地建物取引士の概要をご紹介! 勉強のコツも今後ご紹介する予定!
概要
名称:宅地建物取引士
受験資格:ほぼすべての人(一部欠格事由あり)
試験日:毎年1回10月の第3週目日曜日
合格発表:12月最初
取引士証:2年以上の実務経験OR指定講習受講
試験内容:50問4択一(一部免除あり)
難易度:合格率17%約37,000人
不動産業を営んでいる人はほぼ必須。不動産会社に勤めている人は人事評価が上がるし、業務の幅が広がる。給料もあがる(太っ腹な社長とかだったら100万くれたりするらしい)。
なので、何のコネもないし、営業技能もあまりないけど不動産会社に就職しようかな? なんて考えている人は持っているとすんなり就職、転職できるでしょう。
必要度
不動産業をするなら必須なので、かなり受験者数も多い。不動産業とかかわりのない普通の人はまずいらない。
色々な資格がある中、大体少子化の影響もあって受験者数減少の傾向がある中、順調に受験者数を増やしているところを見ると社会的に重要度が増している資格と言える。
不動産業は下の人間はほぼブラックな社会だけど、一部うっはうっはな業界。一攫千金も夢じゃない。(もちろんリスクもエグイ)下手な宝くじ買うぐらいなら一発逆転ホームラン狙う人生も面白いかもしれない。
勉強時間
受験者数増加の傾向にあるといったわけだが、「受験の難易度」サイトでは最近まで難易度「C」だったような気がするが、最近は「B」に上がっている。合格率が大体16%あたりをふらついている現状「B」は妥当だと言える。
舐めたら確実に落ちる
そのレベルだ。宅建法に至っては合格するなら1問も落とせない、というレベル。だが、四問択一は他の資格と違って難易度が下がる。
そのほかの資格に至っては細かな部分はほとんど出ない分野(税法、建築基準法など)もあるので予備校に通う方が勉強範囲を絞れるのでお勧めだ。
勉強時間は200時間~300時間と働きながら取得するなら4から5か月で勉強できる。特に不動産業に勤めている人は5問免除されるので、さらに時間的に余裕が出る。(それだけ落ちると恥ずかしいが)
内容
大まかだが、宅建業、都市計画法など、建築基準法、民法など、税法の一部、一般常識となる。
先ほども書いたが、宅建法は落とせない、なぜなら都市計画法や建築基準法はちょっと無理、というレベルの問題が必ず出てくる。建築士だと、答えれるだろうが、普通は無理。
税法も税理士レベルの問題を出してくる。なので、そこを加味すると宅建法で落としてしまうと致命傷になりうる。民法も難しい問題も出るらしいが俺からすれば(司法書士受験生)赤子の手をひねるレベル。全体として4分の1にかける問題が結構あるということだ。
一般常識はほぼ不動産の話題なので、直前期にぶち込めば十分対応可能だ。だが、ここでやはり予備校が欲しくなってくる。でも、実は本やサイトで得られる情報でも対応が可能でもある。
コスパの面と正確性で利益斤量に諮ってくれたまえ。ちなみに5問免除科目なので不動産業で働いている人は気にしなくてよい。
テキストについて
問題集、実はお恥ずかしながら、俺は一度受験して落ちたことがある。なんとなく、小銭稼げるんじゃね? という軽い気持ちで1か月ほど勉強した。もちろん惨敗、舐めたら確実に落とされる、というのは実体験からだ。
その際に購入した問題集がこちら。
2020年度版 わかって合格る宅建士 分野別過去問題集 [ TAC宅建士講座 ] 価格:2,750円 |
ちなみにこれでしか勉強しなかった。(そら落ちるわ)なので、わかっていただけると思うが、この問題集が悪いわけではない。この問題集は最低限の部分を押さえる程度のものだからきちんと他の参考書などを購入するべきである。ということが言いたいわけである。
本当、しっかりとやればまず落ちないレベルなので頑張りましょう。
試験内容
宅建法自体はすべてやる感じだけど、35条は少し苦戦する容量になっているし、地味に嫌な問題もでるので、全問正解がマスト、と言いながら1問2問は間違えることがある。ほかで取り返せるだけの運と実力をつけましょう。
都市計画法がらみの制限法は自分が解けなければみな無理、と開き直って過去問主体で勉強するのが理想だろう。深追いするとキリがない。建築基準法も同様だ。
民法などは俺は基準にならないが、浅く勉強するには幅が広すぎる分野なので、これも深追いするなら司法書士でも受験しない限り無駄になるので過去問でOK。
税法も同様。
というわけでほとんどが過去問で、宅建法はきちんと全部舐めるように勉強すべきだ。数字が結構多いし、報酬は計算問題も出るので結構ケアレスミス(消費税の部分が少々ややこしい)に気を付けなければならない。試験時間は普通にやれば1時間で終わるのでしっかり問題を読み直すことをお勧めする。読み飛ばし勘違いは必ずあると思って謙虚に対応しよう。(経験論より)
試験日、試験時間、場所
試験日は上記にも書いた10月、年1回、試験時間は2時間(13時~15時)
場所は基本的に大学を使用しているが、会場自体は結構多く、大阪に至っては2会場以上あった。受験者数が多いからだろう。
公共の交通機関を使用してください、車で迎えに来ないでください、と口酸っぱく言っているにも拘わらず周囲は違法駐車だらけなる。司法書士試験ではそんなこと全く起こらない。民度の差と言っていいだろう。お上品でルールを守る人はそんなに多くないのだろう。
今後どう生かすべきか?
宅建法を習えばわかるけど、この資格を取ったからいきなり不動産業の事務所を開けるというわけでは全くない。なんせ供託金含め色々難易度が高すぎる。
なので、不動産業に勤める人は有効利用できるけど基本取っても飾る以外使用する場面はないというのが現状だろう。
俺みたいに競売不動産取扱主任者のように基礎資格として必須な人は仕方がないとして、就職の難易度を下げる以外使い物にならない。
だが、これもそれこそ使い方次第と言えなくもない。不動産業者以外に不動産に関わる仕事はある。この資格を皮切りに土地家屋調査士や司法書士を取得するというのもありだろうし、マンション管理士、管理業務主任者などの資格もある。不動産業者との絡みがあれば業者の望む情報をいち早く提供でき、信頼につながるだろう。
ビジネスはやり方次第というわけだ。
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