【雑記】北海道をバイクで回る、楽しむためのコツ(上巻)
北海道といえばバイク、バイクと言えば北海道。というレベルまでかつては言われていた。それほどバイクが全盛期で、北海道旅行が主流だった時期もあったそうだ。そんな日も今は昔、バイクでの旅行客は確かに多いけどやはり全盛期の隆盛からは一旦落ち着いている印象。3度北海道バイク旅に出て居るあちきがコツと楽しみ方をご紹介!
・バイクでの楽しみ方(メリット・デメリット)
・バイクの持って行き方、レンタルはあり?
ここから下巻
・回るべき所(国道は最小限に)
・それでも押さえたい観光地
・今後の予定
・バイクでの楽しみ方(メリット・デメリット)
正直北海道旅行をバイクで行く場合、一人で行きましょう。
「え? でも一人では不安・・・」「一人だと楽しくない」
そう思う人はちょっと北海道旅行には向いていないかもしれない、とまでは言いすぎかもしれませんが、二人以上で北海道旅行に行く場合、あくまであちきの感想、イメージですが、両手を縛られて旅行している気分になります。
あと、できれば半分以上はキャンプで宿泊するとより楽しく回れることでしょう。もちろんキャンプを行う上でのデメリットはあります。でもそれ以上のメリットがあると思っています。
では具体的にまずはバイクで回るデメリットを言っていきます。
・純粋に生命の危険
・幸福感の共有がない
・発想の貧困を招く
というもの。一つずつ説明すると。
純粋な生命の危険は簡単ですね。転倒、迷子、野生生物、強盗など一人で回っている限りこの危険性は常に頭に入れておかないといけませんね。何よりバイクでいうと転倒、野生生物の危険は群を抜きます。一人で倒れたり襲われたりしたら、危険から復帰するのは容易ではないでしょう。周りに人が居る環境のほうが珍しい土地ですから、他人の手を借りるのも一苦労でしょう。
幸福感の共有がない。単純に楽しいことがあったりきれいなものを一緒に見てくれる人が居ると、それだけでその光景が1.5倍楽しくなる(個人により差があり)。これがないので一人でバイク旅行に行くと、多分、ほとんどの人は観光地を避ける傾向にあるんじゃないのかな?観光地を一人で行っても正直楽しくない。感性は共有してこそ完成するわけです。
発想の貧困を招く。これも単純な話で3人よれば文殊の知恵ってだけの話。一人では自分の考えに固執してしまって解決法が偏りがちになる。そして、後で振り返ってみて、こうしたら良かったのに!と思ってしまう結果を招きがちである。
というデメリットは確かにあるけど、それは工夫次第でどうにかなる。転倒には安全運転、野生生物には出そうなところは細心の注意を払う、迷子にはグーグル先生、強盗には警察。など対応次第でそのリスクを最小限にできる。
幸福感の共有がない分、人に足を引かれないわけです。自分の一番おもしろいと思ったところにだけストレートに向かうことが出来るし、文句を言われる心配もない。それこそ最大で最高の瞬間を楽しめる。「えーそっちには行きたくないな」など言われたら気分は萎え萎えです。
発想の貧困は経験でカバー。何より後悔を生むような判断をしてしまったら、二度と繰り返さなければよいだけです。
というように、一人で行くデメリットはなんとか最小限に抑えることが出来る上、メリットが余裕でそれを上回るのが北海道です。正直観光地にそこまで魅力をあちきは感じない。もちろん釧路湿原など、有名な観光地はあるけど、あまりに広大すぎて誰かと回るとかなると結構綿密な計画を立てた上、時間を大量に食います。でも一人で行くなら後悔覚悟で徹底して釧路湿原を回るなんてこともその場の判断でできます。そしてそれに誰からも文句を言われる心配もない。
そうすることで思わぬ出会いや発見が巡ってきます。それを行ってくれるのが自然です。表面をなぞるだけだと表面しか見せてくれません、誰も見たことのない景色が見たければ、誰もやらないことをやらないといけないわけです。
北海道の大地はそれを叶えてくれる懐を持っています。
少し熱く語りすぎてしまいました。どうしても北海道となると冷静でいられなくなってしまいます。
では次にキャンプにする理由です。
金銭面での優遇は確かにありますし、一人で宿を取ると旅館の人に嫌がられる傾向にあります。当然ですよね。一人で泊まられるより、一部屋で4人入れたほうがそりゃ採算が取れます。
なので、キャンプをおすすめしているわけです。あと、ホテルを決めてしまうと、行き先が固定されてしまうのです。正直、いつどこまでどれぐらい回るかはざっくり決めて、気分次第で変えたほうが楽しいに決まってます。
何時までにここまで行かなきゃ、と考えていたら、旅がただの移動になってしまいます。そうなったら、この先にある何か、には永遠に出会えないわけです。正直、国道を走っているようでは北海道旅行の半分も楽しめないと思ってもらってもいいと思います。
いつどこでどれぐらい滞在するかは、行ってみて決める。それこそ旅の最大の醍醐味ではないでしょうか?もちろん仕事があるでしょうから時間は限られているのでしょうが、それでもその時感じたことを感じたまま移動する。そしてその先に都合よく泊まれるホテルがあるなんてことはまずないわけです。
そして、この北海道の大地、無料のキャンプ場や、それこそ多少の危険はあるものの、自然の中適当にテント張って寝るということもできます。全くおすすめはしませんがね。ぜひとも有料のキャンプ場をなるべく見つけてください。
野生生物なめるとまじで痛い目を見ます(経験談)。生ゴミの処理には細心の注意を払ってください。キャンプをするのはおすすめしますがBBQはやめてください。
あと、北海道にゴミを捨てるところはほとんどありません。なので、生ゴミを出すような行為は北海道に居るうちは控えたほうが良いです。
なのであちきはいつも最初の日と最終日をホテルにして、後は基本キャンプにしています。
そしてそんなバイクでの北海道旅行にぜひとも持っていってほしいのが、「ツーリングマップル」です。ぜひとも、ではなく必ず持っていいってください。と言ってもいいです。後悔はさせません。
いや、見どころなんてグーグル先生で調べたら良いじゃん、なんて思っているそこのあなた! とりあえず本屋行って立ち読みしてから言ってみてください。グーグル先生に聞くと上にくる、オススメ観光スポットなんて正直彼女と二人で回ったどう? ってやつばかりオススメされることでしょう。せっかくの一人旅を満喫するヒントが詰め込まれている地図です。
行く前に買う、もしくはせめて立ち読みしてから行ってください。
・バイクの持って行き方、レンタルはあり?
この時点で2500文字を超えました。長すぎます。無理です。3000文字以内で収められません。ということでここまで書いた時点で上巻下巻にわけることを決めました。
あちきは関西地方に住んでいいるので、基本フェリーを使用しています。バイクを持っていく手段としては一番オーソドックスなのではないでしょうか?
メリット・デメリットはもちろんあります。
メリットとしては
・乗りなれている愛車と行ける
・海の旅を楽しめる
・安く行ける
デメリットとしては
・時間が掛かる
・お金をかけないとプライベートがない
・退屈
まず最大の注意点として基本フェリーで行くと生き帰りで4日間無駄にするというところでしょうか。飛行機で行ったら1日で済む所をフェリーだと2日掛かる。丸一日フェリーの中に閉じ込められます。
人に依っては耐えられない人もいるかも知れません。それほど退屈かつ、プライベートがありません。図太い神経を持っていなければ夜ねれない、なんて事になりかねません。
それでも普段乗りなれてる愛車と行けるというのはバイク乗りの醍醐味。何よりしっかりと準備して旅に行くことが出来るのがメリットです。あちきはこのカバンを買いました。固定式のバックパックではなく紐で縛るので、ちょっと面倒くさいのですが、汎用性も高く、収納もかなり入ります。
飛行機&レンタルバイクと言う手も正直今となってはありかな?とも思っています。なぜなら上記のデメリットをなくせます。
人生=時間という意識が強くなってきた昨今。お金より何より重要視するべきは時間である。そう思える様になってきた。時間を買えるならお金をいくらでも払える。なら、飛行機&レンタルで良いかも。
荷物は宅急便で送ってレンタル屋に預ければ良いし、帰りも同じやり方で身軽に北海道を最大限に楽しめるし、長く楽しめる。これこそ最大公約数の楽しみ方かもしれない。そう感じるようにもなってきた。
フェリーで行くより2日間時間が増えるわけで、かつ退屈な船旅がない。これを上回るメリットはないのではないかな?そう思えるので、次回はレンタルバイクを考えています。
昔は絶対に思わなかった考え方だけどね。人間状況次第で価値観なんてひっくり返るものです。
あと、かなりマニアックなやり方が実はあります。
バイクの輸送です。
2日前ぐらいから北海道に愛車を輸送する、という方法が実はあります。結構高額になりますが、レンタルバイクも結構なお値段になります。車のレンタルのほうが安いぐらいです。
なので考慮しても良いかもしれません。しかし、今の所なかなかの高額になりますので、ちょっと今のあちきには手が出ないかな。
あと、最終手段として、バイクで行く。という無謀なやり方もないことはないです。
首都圏ならギリで出来るかもしれませんが、正直オススメはできませんね。まず、到着する頃には、もうバイクを運転したくなくなっていますから。
何よりバイクの旅を楽しむのがメインなのに、バイクを運転したくなくなるような行為は極力辞めるべきですね。
なので今の所、少しお金に余裕のある人は飛行機&レンタルバイク、お金をケチりたい人はフェリー、お金持ちはバイク輸送といったところでしょうか。
自分に合った楽しみ方を選択してください。
次回は
・回るべき所(国道は最小限に)
・それでも押さえたい観光地
・今後の予定
です。近日中に公開できるようにがんばります。