【椎間板ヘルニア1回目】まさに晴天の霹靂。椎間板ヘルニアになりました!
病気になってから自らの健康に感謝するというのはよく聞く話。まさにそれを今実感しております。全くもって現在進行形で人間の生活を送れていないという始末。痛みのない世界に戻りたいと現在も切に願っている次第です。それでも少なからず色々と勉強して若干の光明を見出しつつある昨今、M1MacBookも手元に届きようやくブログが書ける状態になりました。なぜ書けなかったって?だって座れないのだもの。
長くなるので続き物にしようと思っています。まずは第1回目!
・原因と初期症状
・診療所にて
・リハビリ開始
・意外なアドバイザー
・原因と初期症状
はじめはぼんやりとした右尻の痛みでした。その時は筋肉痛かな? 程度の意識でした。原因があるのか? と問われたら、なんとなくこれでは? ということはあります。でもその作業から2日は経ってから発症したので直接の原因として言えることではないかもしれませんし、あくまであちきの場合であってまったくもって万人に当てはまるものではないと思います。
その原因とは、ドライカレーです。その料理中に人参、玉ねぎ、セロリという香味野菜三闘神を細かくみじん切りにするという作業があります。ええ、面倒くさいです。なのでここで登場するのはぶんぶんチョッパーです。
ずっとこの器具を好んで使用していました。通常のフードプロセッサーを使わないのか? と思う人もいると思います。でも、このチョッパーくん人力でやるから細かな力加減がききます。どうしても機械でやると細かく砕きすぎてしまいます。みじん切りをお手軽にやるときに重宝していました。
でも今回始めてドライカレーで使用したので、その物量の多さと人参の硬さを知りませんでした。結構細かく人参を切ったのに全くチョッパーくんを引くことができません。何度も顔を真赤にしながらチョッパーくんの紐を全力で引き続けました。まさに渾身の力を込めて。
多分これが原因だと思います。ねじる筋肉を何度も全力で使用したため普段使わない負荷が椎間板にダメージを与えたのでしょう。それと長年蓄積されたダメージもあったことでしょう。
ちなみにこの件があってすぐにチョッパーくんはお払い箱となり、電動式を購入しました。非常にリーズナブルかつ使いやすいです。おすすめ!
という事件があり、緩慢な右尻の痛みが徐々に増悪。やがてまともに座っていられなくなり、診療所へ駆け込むことになりました。このとき、まだ自分が重大な病気になっているとは思っておらず、筋断裂の軽い版かな? 程度の認識でした。まだ普通に歩けたし、走ることもできました。
ちなみに座れなくなるまで原因となる作業から10日は経っていました。
・整形外科診療所にて
はじめは整形外科に行くのは乗り気ではなかったんです。どうせ湿布を出されて、ハイ終わり、と言われるのが目に見えているようで、日にち薬しか対処法がないように思えた。
でも痛みに耐えかねて近くの整形外科に行くことにした。診察を受けてDrの指示で色々と、こうやって、ああやって、と体をひねったりしたとき、驚いたことに体を前に倒す前屈がほんの数センチしか曲げれず苦痛に叫ぶことになった。
「レントゲンを撮りましょう」となってしばらくして再び診察室に呼ばれて「こことここの骨の隙間が他の骨と違って狭いですよね、椎間板っていうんですけど、多分ヘルニアでしょう。リハビリをしましょう」と言われた。そのときの頭の中では「?」って感じだった。
言われるがままリハビリ室へ、椅子に座りホットパッドを腰に当てられながらも自分は一体何の病気なのだろう?と疑問でいっぱいだった。
ホットパッドが終わり「電気流しますね」と言われて、ビリビリする電極みたいなものを当てられる。そして最後に腰の牽引をします、ってな具合になにやら椅子のような機械に座らされた。
そしてその椅子の横にある写真を見てなんとなく自分の病気を理解できた。
骨と骨の隙間が狭くなりすぎて神経を圧迫する何かがでてきているのか。と当初その程度の認識であった。だから腰を伸ばして骨と骨の隙間を広げることで物理的に状態を解消しようと言うものだった。
その日から週2のリハビリと痛み止めを飲む生活が始まった。
・リハビリ開始
最初に行うホットパッドは結構熱く10分間行うのだけど腰が結構熱くなってきつい。でもこのきつさが体に良いはず、なんて妄信的に唯々諾々と従った。電気治療は要は手で揉むのが大変だから電気を流して同様の効果を得ようというものだろう。筋肉が引きつり揉まれているかのごとくコリをほぐすモノ。んで、本命が牽引機。これも10分程度脇に棒状のものを挟み込み、足をゆっくりと引っ張られる。多少マッサージ機のように気持ちが良かった。
これを1セット行う。
1回で330円。そこまで経済的に負担のかかるものではなかったけど、行き帰りの時間も合わせて約1時間の時間を捻出するのがしんどかった。
んで、肝心の病状はというと着実に悪化していました。はじめ走れていたのに徐々に痛みが尻から太もも裏、ふくらはぎと勢力を拡大していき、かつ痛みも涙と脂汗がにじみ出るほどの激痛に変わっていった。痛み止めなんて全く効果がなかった。
その頃にはそれなりにインターネットで調べて自分の病気の重大さに気づいた。整形外科の先生は「治ると思いますよ」なんて軽々しく言っていたので、少し甘く見ていたフシもあったけど、どんどん悪化する病状と先行きの見えない不安に疑問を持つようになっていった。そして、オペによる解決方法もあるということを知ることとなる。
でも、オペは「やりました、はい治療終了ね」なんて代物ではなく、後遺症、感染症リスクなどいろいろな危険を伴っていたし、できれば体にメスを入れたくなかった。
・意外なアドバイザー
そんな中ツイッターで病気のことを言ったら、フォロワーの方から意外なアドバイスを頂いた。「椎間板ヘルニアは治るのを待つのではなく、積極的に治しに行きましょう」ということで自分でもできる骨盤の修正方法や、インナーマッスルを鍛えて腰痛を解消するという「マッケンジー法」と「ロングブレス法」を教えてもらった。
確かに「マッケンジー法」を行うとその後数時間は調子が良かった。
しかし「ロングブレス法」は地味に尻が痛み、力むので微妙に尻に痛みが走って病気に良くない気がした。
それでも病状は悪化の一途をたどる。そして3週間も経ったころだろうか、自分が何をしたら激痛が走るかがわかってきた。「座る」から「立つ」ときに主に激痛が走るということに気づいた。
では、座らなければ良い、という結論になるが、考えてみてほしいが、座らないということを一日中行うということはほとんど仕事にもならず、食事一つまともに食べることができないということになるのだ。現在の仕事がほとんどデスクワークオンリーだし、重いものも運べるわけがない。ずっと立っていて、休憩では横にならないといけない。恐ろしい難題に直面することになった。
約2時間ほど連続で座ったあと立ったときの激痛は10分以上苦痛に顔を歪めながら銅像のように片足を上げながら固まって、なおしびれが残ってまともに行動が取れないほどだった。そこから1時間は立ちっぱなしでないと痛みが取れない状態が続く。デスクワークだとその間作業ができないわけだ。
はっきり言って仕事できる状態ではない。残念ながら医師からすると「じゃあ、立ってできる作業だけやれば」程度にしか考えてはくれない。それが医者という職業の人の思考回路だ。病気を治すのが先決でしょう? 程度の考えなので簡単に仕事を変えたり、周りに迷惑をかけることを普通に考えているフシがある。社会や会社はそんなに優しくできていないわけだ。そりゃ医師免許を持っている人の感覚と一般人とは違うわけです。
というわけでのっぴきならない状態になってきたわけです。
第2回めに続く。
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【ヘルニア闘病記その2】その1の続きです。ヘルニア闘病記
【椎間板ヘルニアその2】その1の続きです。ヘルニア闘病記 前回の続きからです。ドライカレーを作る際の工程で普段使わない筋肉を酷使させてしまい、椎間板ヘルニアになった。んで、整形外科でリハビリを行うも徐 ...
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