【行政書士マーケティング】資格を取ってから思ったこと(登録了、実務未)
何もやっていない。故に戯言だと思って聞き流す程度に見ていただければ幸いかと存じますが、いろいろな情報や状況を鑑みて行政書士という存在をもう一度冷静に考えてみたわけだ。やっぱりその難易度とかを考慮した場合、食えないという情報に安易に飛びつきがちになってしまいがちだろう。でもいま一度冷静になってこの資格の取り巻く環境について考察してみる。そしてあちきは今から行政書士実務に向けて行動していくつもりです。
・この議論が沸き起こる原因
・データで示す士業の環境
・主観と客観の狭間で
・結局の所自分次第
・この議論が沸き起こる原因
簡単に言うと合格率の高さです。そして絶対合格制の試験体制が原因でしょう。
なぜこう言う合格制度をとっているかと言う理由は全くわかりませんが、一律180点以上が合格というなかなかないシステムをとっています。運転免許か! と突っ込みたくなりますよね。
もちろん法律系の資格で運転免許みたいに問題が使いまわされていて一定の学力を測るためだけ、というものではなく毎年試験問題が変わる。それでどうやって試験問題と合格者の理解力学力を測るのか全くわからない。
そういった試験問題なのでそれなりに対策を取っている人は最低でも2年ほどで合格します。ゆえに法律系の国家資格の中で最弱の難関度を誇ります。
それゆえこれから法律系の資格を取得するつもりの人が腕試しで受験して合格、とりあえず登録だけしておくか、というちょっとお金持ちの人が登録だけする、人もいます。
それから官公庁に勤めてた人でもある一定以上勤め上げた人は行政書士の登録ができるのでそう言う人もいる。行政書士の仕事をして儲けて一人前になろうという人。司法書士のついでに取ろう、というアチキのような人まで多種多様の人たちが存在する。
他の資格からしたらあり得ないような雑多な人種が行政書士になっていると言う現状なのだ。そのなかでサラリーマンの片手で小遣い稼ぎ程度の気持ちでやっている人もいる。
じゃあ、そう言う人たちの売り上げなどから平均して年収を割り出したら、そりゃ凄まじい平均年収になるわな。
それで行政書士=くえない。の方程式が成立するというわけである。
・データで示す士業の環境
じゃあ、食えないのか? 儲からないのか? というとそれは語弊がある。簡単な話、初動が異常なまでに難易度が高い業界というだけである。次のHPで平均年収が書かれている。
https://j-prime.jp/archives/2038
ここで平均年収が行政書士754.6万円となっている。しかも一位! そんなわけないよね。
次点で弁護士、税理士、司法書士と続くと言うデータまであって行政書士が一番の平均年収になっている。正直言えば眉唾物の平均年収である。
でも一応参考文献もあるのでいい加減なデータではないのだろう。
次のHPの資料も見ていただきたい。
https://kyuryobank.com/samurairanking
行政書士が最下位の531万円で紹介されている。そして法律系士業の中で最下位。一体どちらを信じれば良いのか?
ここではより正確に考えると正直言うと行政書士、土地家屋調査士、社会保険労務士という資格れべるだと、登録はしているが業務はほとんどせず副業としてやっています。という人が多いと言うことだと思う。実際知り合いの会社は社労士を取得すると給料が増えるし一時金がもらえるという会社だと聞いた。
上のHPで紹介されている平均754.6万円というのは専業できっちり利益を出している先生の年収だけ平均したもので、下のデータは全ての行政書士の年収を平均したものだろう。
あくまで噂だけど行政書士1年目の年収が10万円という話も聞いたことがある。そういう人は上のHPでは排除している数値なのだろう。
ただ単に行政書士で行政書士のみ専門でしっかりと顧客(太客)を掴んでいる人にとって行政書士は本当に儲かるのだろう。
・主観と客観の狭間で
実際に行政書士が食える(儲かる)かどうかに関してはアチキに言われる前から議論されているし、Twitterは荒れ放題状態。正直何を基本にして考えたらいいかわからない状態。なので実際になっていから肌身で感じて意見を考えを言いたいところ。
そこで現在のあちきの考えの基礎となった人たちをご紹介したい。
・失敗小僧さん
失敗小僧さんでも言っているところ、先生に弟子入りするというのは実際の所そんなに役に立たないようだ。仕事の仕方とかは勉強になるが、別に顧客を紹介してくれるわけではない、なぜならそれが先生の食い扶持だから、弟子にあげること=売上を失うということ。そんなの儲かって儲かってお金がいらない、と思っている人・・・個人事業主は明日のお金が保障されていないのにそんな人はまずいません。ゆえに弟子にあげるとしたらムカつくし儲からないクソみたいな客しかあげないし、そうするのが当たり前だろう。
あちきはそう考え即独立の道を選んだ。弟子入りで失う時間と機会のほうが自分の人生にとっては痛い。即独立を目指すなら、やるべきことというのは人に拠るというのが結論になってきそうだ。
自分で考えなければならない事項なのだが、ヒントはいろいろなところに転がっている。でも、決して飛びついては行けないと考えているのは妙ちきりんな講習会である。あちきは今の所一度も参加したことないが、多分時間とお金の無駄である。
今はそれこそ多数のメディアがある、ブログでもいいしYou Tubeでも良いだろう。そんな参考になる情報源をご紹介する。
・ともさんブログ
https://gyousei-fight.com/gyousei-syoshi-dokugaku/
行政書士に関して様々な情報を載せています。
・古川ひかるさん
主にビジネスに関する考え方などを教えてくれています。ですが、基本脳筋な部類の人です(笑)できたらすごいけど、体力ないとちょっと難しいかも。
その他にもネットを探ったらいくらでも失敗事例が転がっている現状です。となるとみなさんがやるべきことはわかりますよね。失敗する人と成功した人との差を分析して、それをそのまま実行するのではなくしっかり自分の中で落とし込み戦略を練る必要があるわけです。
行政書士は決して強い資格ではないので自分の中で行政書士に肉付けする必要がどうしてもあるわけです。その現実から目をそむけないければ自然と今まで生きてきた自分の人生の中に答えを見つけることができるでしょう。あちきの場合はどうするかはまた別の機会にお話します。
・結局の所自分次第
結局はどう自分と向き合って行政書士という仕事を活かすか考えるという結論に達します。それこそ「官公庁に提出する書類」という数多ある書類の全てを独占業務としている行政書士。活かすも殺すも自分次第と言えます。
今目指している司法書士はどちらかというと登記の専門家であり、それぞれの資格にある独占業務は全て範囲は狭くそれゆえ専門性に富んだ資格になっている。それゆえ狭いが食いっぱぐれにくいという側面を持っている。
でも行政書士だからといって行政書士の枠に留まる必要はないと考えている。あくまで自分のできるツールの一つ。自分という太い幹の枝葉の一つと考えることにしている。今後枝葉を増やしていくつもりだし、より太い幹にするつもりでたくさんの太い枝を増やしたいと思っている。